つなろぐ。

日々を綴る。

2015-01-01から1年間の記事一覧

ざれごと

東京に移り住んですぐ、下宿近くの大衆居酒屋へと足を運んだ。 大衆居酒屋は、好きだ。 若者向けチェーン店に比べて若干値段は張るかもしれないし、フードもドリンクも種類は劣るかもしれないが、それでも昔ながらの店のもつあたたかさが勝る。常連さんや女…

【問題】昇華していくつもりだった積読本を9割ほど失った著者の気持ちを述べよ。

カーチャンは強い。 カーチャンは強い。 (大事なのでもう一度) カーチャンは、強い。 ウチのカーチャンは自他ともに認める掃除好きであり、モノが溢れ気味な実家での断捨離を断行するのが日々の生きがいである。 カーチャンは、自身のストレス解消と家族の居住空間の美化を一挙に担…

これからも人間でいたい僕は、怒るのをやめようと思う。/アルボムッレ・スマナサーラ『怒らないこと』

怒りとは何だろうか 怒りは毒である。 怒りは人間の内部から生まれる毒である。 それは例えるならば、火である。 シヴァ神の纏う火は、すべてを燃やし尽くす。 (パズドラの話じゃ、ないんだぜ。) 火は、つまり怒りは、触れるものすべてを燃やし尽くす。 で…

だんしゃりばんばん/やましたひでこ『不思議なくらい心がスーッとする断捨離』

きゃりーぱみゅぱみゅ - にんじゃりばんばん,Kyary Pamyu Pamyu - Ninja Re Bang ... しゃりーぱみゅぱみゅ『だんしゃりばんばん』 ※にんじゃりばんばんのリズムでお楽しみください 爽やかに ポイして だんしゃりばんばん なんだか だんしゃりばんばん 「も…

想像的な創造のうちにこそ、幸福はある/三木清『人生論ノート』

人生論ノート (新潮文庫) 作者: 三木清 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1978/09 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (42件) を見る 死、幸福、習慣、嫉妬、成功、偽善、希望、個性などなど。23の議題について、三木の鋭い哲学…

あふれんばかりのいとおしさを、愛すべきヘンタイたちに贈る/森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』

あふれんばかりにいとおしい。このひとことに尽きよう。 常人には理解しがたい変態的趣向。青春を棒に振ってやまない頽落的日々。「俺たちに明日はない」と自分に言い聞かせるように(本当は明日のことなんて考えたくないだけ)今のみを生き抜く。そんな京大…

直球ド真ん中で「きょろきょろ」しよう!/内田樹『日本辺境論』

「きょろきょろ」 丸山真男は日本人の精神態度の基本的なパターンを、上の擬態語でもって言ってのけた。 日本辺境論 (新潮新書) 作者: 内田樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/11 メディア: 新書 購入: 29人 クリック: 793回 この商品を含むブログ (35…

「生きる意味」と「死への覚悟」/内田樹『街場の現代思想』

当方、現代思想について知っていることもとくになければ、本書を読んでそのエッセンスを余すところなく吸収できたと言えるわけでもない。ただ、言ってることはなんとなく分かる(気にさせる)ように書くのが上手いというか、そこが好きでもありニクいところ…

〈子ども〉になれない僕(ら)の強がりをひとつ聞いてくれ

小学5年生の男たち(アホの集まり)には「ベリーメロン」くらいが面白いほどハマったものだった。 〈子ども〉の哲学 <子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス 作者: 永井均 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1996/05/20 メディア: 新書 購入: 17人 ク…

ふたつの「みやこ」

雪国、しかも真冬の最中にこの世に生を受けたためか、寒いのは得意なんでしょう?と言われることも少なくない僕だが、まったくもってそんなことはない。寒い。ああ寒い。 この底冷えの厳しさたるや、故郷のそれを思わせるほど。京都ってなんでまた、夏はうだ…

「オトナの世界」も「ほんとうの自分」も、街に出なきゃわからないのね

もさもさと、わた雪の降りしきる京都の朝。2015年の始まりも大変な大雪だったが、2月の始まりも雪とともに。目を覚ましてすぐに、「そうだ、金閣、行こう。」 京都に住んで早や3年が経とうとしているのにもかかわらず、京都の冬の代名詞である雪化粧の金閣を…

「打倒・積読!」宣言

春から大学を休学して、東京に移住し、とある企業でインターンシップをさせていただくことになった。そんなわけで京都の下宿も綺麗サッパリ、引き払う用意をしなければならない。さきほど、2015年の暦も2月に突入した。この1か月の間に「断捨離男子」として…