つなろぐ。

京都の大学生、日々を綴る。

あの日から7年

Facebookからの転載です。

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【あの日から7年】

2014.7.16

新潟県中越沖地震の発生から7年が経ちます。
自宅は全壊被害を受け、1か月の避難所生活、その後1年5か月にわたる仮設住宅生活を強いられました。
未曽有の大災害のなかで、数多くのものを失った反面、気づけたこともあります。

儚い命を燃やし、生き残ろうとする人間の生命力は強い。
奇跡的に助かった命を何に遣うのか、その問いかけにひとりひとりが向き合う必要がある。

このところ自分の生い立ちを振り返ることが多かったのですが、震災が大きなターニングポイントになったことを改めて自覚しました。当時感じていたことに加え、いま思うことは色々とあります。


今朝、目を覚ましたときに、「あっという間の7年だったな」と感じる自分がいましたが、「あっという間」に感じるということは、自分の中でも着々と記憶の風化が進んでいるということです。歳を取ると時の流れを速く感じるのと同じで。関心や新鮮味が薄れれば薄れるほど、震災の記憶は人々の心から姿を消します。

思い出したくない記憶も、震災のおかげで気づけたことも、そのすべてと共に生きていく覚悟が要るのでしょう。けれどもそれは、無理して抱え込むのではなく、いつでもそばにあるものとして受け容れるだけでいいのでしょう。


KOKIAの『「私にできること」』には、多くの被災者が励まされました。全壊した家から瓦礫を運び出すとき、いつもラジオから流れてきた曲。柏崎・新潟の人にとっては大切な曲だと思います。

久々に聴いてみました。心に深く沁み入る、美しくもしなやかな歌声です。


【誰も知らない泣ける歌】KOKIA(コキア)「私にできること」感動の誕生秘話 - YouTube

 

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ほんっとのほんとに当たり前のことなんだけど、

誰しもひとりでは生きていけないんだよね。

震災のおかげで、その事実を心の奥底にまで突き付けられた。

 

日々激変していく現代社会の波の中で、そういう事実を忘れがちになるけど、

やっぱり僕らは、ひとりひとり、こうした経験を心の奥底に持っていて、

大切なことが蔑ろにされそうなとき、それが疼くんだろうね。

「お前、あのときのかなしみを忘れてないか」って。

「お前の、あのときの思いはどこへいったんだ」って。

そういうふうに、僕らを導いてくれる。

 

だから、あの凄まじい経験は、きっと無駄じゃなかったんだろうな。

どんな出来事も、たぶん全部つながっている。

全部が僕をつくり上げているってのは、そういうことなんだろうな。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

おしまい