つなろぐ。

京都の大学生、日々を綴る。

2人の男のような生き方

このブログで触れることはなかったのですが、実は先日、ハタチの誕生日を迎えました。それもあってフェイスブックであいさつ代わりに投稿した記事を転載します。

 

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【2人の男のような生き方】

 

好きな小説が2つある。

永遠の0
太平洋戦争末期、ゼロ戦搭乗員による「特攻」が行われたほど歪んだ時代の中で、命の大切さと家族への愛を貫いた男、宮部久蔵。
彼の生き様は、時代や社会が何と言おうと、本当に大切なことを守り抜く強さと優しさを体現していると思う。
著者百田氏の歴史認識にも様々な見方があるだろうからそこには言及しないが、宮部という男の人間性を描き切った筆力には素直に感動する。

壬生義士伝
貧しさから逃れるため東北の南部藩を脱藩し、「壬生浪」と呼ばれた新選組に入隊した男、吉村貫一郎
故郷の妻子への仕送りのためならどんな任務も厭わない貪欲な姿勢を見せたことから守銭奴と蔑まれるが、その実、超一流の剣術の腕前でありながら誰に対しても優しく接する穏やかな心の持ち主だった。
「貧と賤と富と貴とが、けっして人間の値打ちを決めはしない。人間たるもの、なかんずく武士たる者、男たる者の価値はひとえに、その者の内なる勇気と怯懦にかかっているのだ」

どちらの人物の生き方にも、「時代や社会に流されず、本当に大切なことを守り抜くこと」、「他者への限りなき愛を貫くこと」が現れている。そういう生き方には心から憧れる。そういう生き方をしていこうと思う。

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奇しくも両作品とも、ひとりの人物像を、関係者の語りをもとに浮き彫りにさせていくインタビュー構成となっている。自分で自分の人生を物語ることも大切だが、他者によって自分の人生がどのように物語られるのかは、自分の生き方を知るためのひとつの指標と成り得る。
永遠の0』では宮部の孫である佐伯健太郎が、関係者との語りを通して自らのルーツをも探っていく。語りにはそうした側面もある。

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自分も、亡き祖父とそういう話がしたかったなぁと、今になって思う。
祖父と父と兄と自分、男4人で酒を酌み交わす夜があればどれだけ楽しかっただろう。
大学生になった自分が、今感じていること、これからやりたいことを話す。祖父はどんな顔をして聞いてくれるだろうか。どんな言葉を語りかけてくれるだろうか。
お酒を飲める年齢になって、そう思う。
先日、2月23日をもちまして、20歳の誕生日を迎えました。たくさんのお祝いのメッセージに感謝しています。ありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

あ、そういや今日は兄の誕生日でもある。おめでとう。これからもよろしく。

おしまい

 

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お読みいただきありがとうございました。

おしまい