つなろぐ。

日々を綴る。

東京3日目!

こんばんは。
昨日は本当忙しかったので、今日にまとめて書くことにしました。

まずはじめに

東京3日目、まずは友人の家でアイマスを最後まで見終える(笑)なかなかいい話だった〜
「変わりたいという思いと、変わりたくないという思い」っていうのは、なかなか考えさせるテーマだね。アニメも見方によっちゃあ捨てたもんじゃないね。これから見たいアニメも増えたし!よかったよかった。
その後昼飯を食いに外出。玄関開けたときの雪の降りようにビビった。新潟でもあんくらいの勢いで降られたら「おおっ」ってなるレベル。笑
やっぱ東京の人たちは雪道の歩き方知らんのな〜って思った。当然か(笑)下は参考までに。
友達も入ったことない下町の定食屋さんを新開拓。じいちゃんとばあちゃん2人でやってるお店で、超親切だし染みる味だし、すっごくあったかかった。すきま風寒かったけど。
そんな感じで、友人の家をあとにした。いつもどうもありがとう。

美術館へ

そのあと、電車を乗り継いで上野の美術館へ。
いま、国立西洋美術館では「モネ展」が行われているんですよね。その日の朝に母から「ぜひ行くべし。」とのメールが来たんで、大雪が心配だったんですが行ってきました。
結局1時間くらいしか時間取れなかったんですが、アレは行って正解でした!行く前は印象派とかよく知らなかったし、行った後もそれが美術史的に哲学的にどんな意味があるとかも全く分からないんですが、とにかく心地よかった。写実的な絵画もそれはそれですごいとは思いますが、印象派絵画の曖昧さと精緻さの融合が自分の中ではけっこうツボなのかもしれない。はじめは遠くから全体を眺めて、ぼやーっと作品の輪郭を掴むんですが、段々と近づいて見てみると絵の具による凹凸とかありもしない色(例えば、湖にオレンジとかピンクとか)が織り混ざっているのが分かってきます。そうした精緻な表現を見てからもう一度距離をとって眺めてみると、作品の印象は最初とは違ったものに受け取られます。そんな鑑賞法もあるかなーとか、ド素人ですが楽しめました。
大学でも一応文学部ですし、美学とか哲学とかそういった人文系の素養が欲しいなぁ、と最近思っているところにジャストなタイミングで転がり込んできたモネ展。めっちゃよかったです。これを機に、建築とか美術とかの本もガンガン読んでいこうかな。

全部雪のせいだ。

ここまでの東京旅とか、しょーみ余裕ぶっこいてましたが、この後かなりのハプニングが待ち受けていました。
モネ展を見終わった後は千葉の柏にある兄の家に行くことになっていたんですが、生憎の大雪でもともと使うはずだった常磐線快速が完全にダウン。仕方なく違うルートでのろのろ行くことに。そこの車掌さんが「大雪の影響で各線とも運転を見合わせておりますが、現在お乗りの千代田線はまだ運転できますので、行けるところまで行かしていただきます!」ってアナウンスがなんかツボだった。乗客みんなクスクス笑ってた。んでそのアナウンスした直後の駅で止まっちゃった。こちらは笑えない。
柏まであと5,6駅というところで大いに足止めを食らってしまい、比較的大きな駅の松戸駅まで一旦戻って作戦を練り直すことに。
常磐線は復旧の見込み無し、タクシーも2時間待っても来ないところにみんなが並んでてこれは終わってるなーと。駅前のビル街の路上に柏ナンバーの車があったんでヒッチハイク仕掛けたけど、普通にフラれちゃった。ですよね〜

偶然の出会い

半ば諦めて駅構内に避難してたら、ストリートミュージシャンの歌声が聞こえて来た。ホントに寒い中で体も震えるし自分だったら絶対歌うなんてできないんだけど、その人の歌はとても綺麗に透き通っててみんなが足を止めて聴き入っていた。必死に歌を届けるその姿を見たら、自然とコンビニに向かっていた。温かい飲み物を渡すために。
歌い終わってその人に飲み物渡したらすごく喜んでくれて、けっこう仲良くなってお話しした。女性シンガーソングライターで、全国47都道府県をまわって歌を届けているんだって。こんなして頑張っている人がいるんだなって素直に感動してしまった。
そうして立ち話していたら、常磐線が一部復旧したとのことで柏に向かえることに。彼女と関わりを持ててなかったら、兄との約束は残念ながら叶えられずネカフェで過ごしていたと考えると、これも偶然の出会いなんだなぁと。
また京都にも歌いに来るみたいだし、その時会えたらいいですねって話をしてお別れ。柏に向かう。

電車に閉じ込められた、その中でも気づくことって色々ある。

雪の猛威はとどまるところを知らないんですね。復旧したといっても全然進まず。そのうち日をまたいでしまいました。あと5駅、あと4駅、、、がものすごく遠くて。結局柏に着いたのは深夜2時半という(笑)首都圏の雪って半端ないなぁと、思い知らされました。(まぁこれだけ降ったりしたら新潟でもさすがにどうしようもないとは思いますけど。)
そんなクソ長い時間、電車内に閉じ込められるのは苦痛でしかないはずですが、そこでもまぁポジティブに行こうじゃないかと。こんな経験、人生で何度できるか分からないですからね。
とりあえず読書に大半の時間を費やしました。おかげで新書を1冊読み終えることができた。ナイス雪。
あとは、「子どもの力ってすごいなぁ」と感じさせられました。自分が子ども好きってのもあるかとは思うんですけど、子どもの無邪気さって最強じゃないかと。柏に向かう電車内で自分の周りにいた子どもたちは全員、周囲に幸せを撒き散らしてました(笑)やっぱ子どもって宝だなぁ。。
あとは、読んでいた新書がアーレントの入門書だったんですが、その中で公共圏とか出てきて、まさに遅延パニック時の電車内での公共性とかは普段の電車内とどう違うんだろ〜とか考えちゃったり。
こういう時に限って冷静に考察しようとするのも、ある種の正常性バイアスなのかも、なんて思ったりしてあまり退屈しなかったですね。いつでもポジティブシンキング大事ですわ。

やっとこさ柏へ。

その日の夕飯は鍋の予定だったんですが、僕が到着したのは午前3時だったわけです。もはや夜食とも言い切れない時間帯。まぁそれでも待っててもらって食べました。そのとき飲んだ金麦はもう格別でした。空腹は最大のスパイスね。そのまま5時半まで喋ってそれから床に就きました。上野の美術館を出てからちょうど12時間。長旅でしたね〜。疲れたけどいい経験になりました。


とりあえず3日目これで。
お読みいただきありがとうございました。
おしまい